「はうっ、龍真!?」


「もったいないから、残さず喰え!

俺は任務を続行する!!」



龍真は瑛を追って走る。


残された神無たちは、ぽかんとその背中を見つめていた。



「あうう、私もう日替わりランチ頼んじゃったのに……」


「いいじゃん、たくさん食べて大きくなりなよ」


「瑠美、酷い!!」



そんなやりとりを、まりあは不思議な気持ちで見ていた。



「神無、龍真くんの任務って何?

何かの遊び?」


「はうっ!!

えっと……探偵ごっこ……かな……?」


「探偵?何か調べてるの?」


「あー違った!!ガンダ○パイロットごっこだ!!」


「意味わかんないよ」



まったく、この天然につきあうのも、龍真も大変だ。


まりあは苦笑して、持参した弁当を広げた。