次の日、昼休みの食堂で……
龍真は神無を恨んでいた。
目の前には、銀髪の宇宙人。
彼は無表情で、てんぷらもあげも入ってないうどんをすすっている。
そんなもので足りるのかと問えば、
「噛むのが面倒くさいから」
と、答えられてしまった。
そんな相手と何故二人で昼食をとらなければならないのか。
こうなった原因は、例のまりあの手紙だった。
昨日の放課後、神無にこの手紙を見せられたときは爆笑した。
端にあったイラストは、どう見たって面長のイカだった。
すると神無は真っ赤になって怒り出した。
『龍真はまりあが心配じゃないのっ!?』
と。