安藤夏海は今日から夢の中学生になった。
「お前小学校の頃とかわんねーなぁ」と言う声に振り向くと
幼なじみの若月翔蓮がいた。「うっさいなぁ」
今日から始まる夢の中学校生活が!!
そして入学式が終わった。
同じクラスには翔蓮がいた。その前には頭が良さそうで顔が異常に整ってる
佐上廉斗がいた。そう私は一目惚れしてしまったんだ。
…放課後…
「私さ~廉斗君に一目惚れしちゃったぁ」
「へーいいんじゃない?」
「うん!頑張るっ」
という会話が終わった。
少し様子が可笑しいなぁ?何でだろぉ。まいっかぁ
と疑問に思いながらもその夜は寝てしまった。
翌日から翔蓮は学校にも一緒に行ってくれず、無視されてばっかだった。
入学式初っ端友達一人無くしてしまった…
そーして一年がすぎた。私は中学2年生になった。
まだ片思い中だったし相変わらず翔蓮は無視してくる。
だけどある日私の中学生活は変わってしまった。
私はずっと好きだった廉斗に告白したんだ。でも、駄目だった。
それから私は女子からいじめられるようになった。
「あんたさぁ、廉斗に告って釣り合うと思ってんのぉ?マジ調子乗んないでぇ、ははは
きもぉ、きえてよーww」
そんな事言われても私はにげなかった。だって…あんな奴らに負けたくなかったから
だから頑張った…でも、もう限界だった。
靴が無くなったり、ジャージが泥だらけだったりするのはもう嫌だよ。
どーすればいいの?何でここまでして自分を守らなくちゃいけないんだろう。
どんどん分からなくなった…そして私は…
今ビルの屋上にいる。
飛び降りようとした時、「駄目だ夏海!!」という声がした。
振り返ると翔蓮がいた。
「何でここにいるの!!」
「ここに行くの見えたから…」
「そうなんだ。私もう駄目だよ。」
「俺さぁお前の事好きだったんだぁ。でもお前が廉斗が好きって聞いて悔しくなった。それで無視した。ホントごめん。お前がいじめられてた時も支えようとも守ろうともしなかった。俺の事恨んでるかもしれないけど今度は絶対俺が守る。」
そして彼は優しく抱き添ってくれた。
それから私もいじめが無くなり、翔蓮とも仲良くしている。
でもあの出来事は忘れたくても忘れることができなかった。
でももう大丈夫私には守ってくれる大事な人がいるから!!