どうしたら、天翔のその瞳に光をあげることができるのだろう…。


聖夜の言っていたことが本当に正しいならば…。


あたしが天翔にしてあげられること。


それは…。


「……きっ…」


あたしはもう一度天翔の胸に顔を埋めた。


「…え?」


「…きっ、好きっ…」


「えっ!?」


「あたし…天翔のこと…キャッ!!」



あたしが言いかけると、天翔にギュッと抱き締められた。


「待って…美桜、もう1回…」