______っ!!


「…お母さん、これ。」


箱に入っていたのは

私の好きなブランドのネックレス。

チェーンの先には赤いストーンが

ついたちっちゃいハート。


お母さんはお父さんが死んで

1人で私を育ててくれた。


だから無理を言っちゃいけないと

思って言わなかったのに…


「何年、茜のママやってきたと

思ってんの。」


微笑みながらお母さんは朝ごはんを

食べ始めた。


「…ありがとう。お母さん!!」

「早くご飯食べちゃいなさい。

遅刻するわよ!」


私はお母さんの向かい側に座り

朝ごはんを食べた。