次の日から真司を避け続けた。
声を掛けようと呼び出された日も
あったけど無視した。
それから数ヶ月が過ぎたとき
私は体調を崩し学校を休むことが
多くなった。
お母さんに連れられて病院に行く。
「…あめでとうございます。
妊娠してますね。」
____っ!!
私にとってめでたくない。
お母さんは驚いていた。
私はあのことをお母さんにも
友達にも愛にも話していない。
家に帰るとお母さんに
全部話すことにした。
「…お母さん」
レイプのこと。
真司のこと。
お母さんは驚いていたけど
私を優しく抱きしめ
「…ごめんね。」
何回もそう言ってくれた。