バスローブを脱がす…体中にキスをする…下腹部に薄く残る傷痕にキス…ブラジャーを外す…
キスマークを胸元や脚につける…柔らかい蒼の胸を触る…
…………
………
……
…
「あお、い…繋がるよ…」
「ん…っ…そ、らっ…」
「蒼っ…」
☆☆☆
「蒼…痛かったろ?
苦しそうな顔してた…
ごめんな、抑えられなくて…
蒼のこと、……大好きすぎて…」
「ううん…嬉しい痛みだから…
そんなふうに言わないで、ね?
私…あの、繋がった瞬間も、
そして今も…めっちゃ嬉しくて、
幸せで…言い表せないよ…
空…ありがと…
わたしも、大好き…」
まだ速い鼓動を抱き合った熱い体で互いに感じながら、今の想いを伝える。
さっきまで、全身で伝えた、伝わった愛。
初めてで避妊具に手間取ったり、緊張で二人して手がわずかに震えていたり、体に触れるたびに大丈夫か聞いてしまったり…
それでも…
『愛』は伝わった。
だからこそ、なのかもしれないけど。
信頼して、慈しんで、そして愛して。
蒼の手が俺に触れたときは恥ずかしいよりも嬉しかった。
俺の手が蒼の大切な場所に触れたときも、蒼は真っ赤になり恥ずかしいと言った後で、「でもそれ以上に嬉しい」と途切れとぎれの声で伝えてくれた。