「ほんと?嬉しい?
楽しい?」


「あぁ、楽しいし、嬉しいよ」


「なら、よかったぁ
でもあのね、私もね、二人きりも
なりたいなって……
でね…今夜、ね?
空はどんな予定かな?」


恥ずかしそうにしながらも、楽しそうに俺を見て話す蒼。


「夜、は…今んとこは特に……」


「じゃあ…さ、このパーティーが
終わるのが6時だから…
その後、一緒に
空の行きたいとことか
したいこととか、叶えたいな…
何かある?」


『これはチャンスかな?』


そう思った俺は「うん…蒼とって思ってることがあるんだ。ここ出たら一緒に行ってくれるか?」と聞いた。


「うんっ!!分かった。
帰りは何時になるってお母さんに
話しておいたらいいかな?」


「ん…出来たらなるべく
遅くまで……かな…」


「分かった♪話しておく~」


そこまで約束して、それぞれ友達の輪に戻った。


☆☆☆


「今日はほんとにありがとう!!
夏休み中でなかなか会えない人も居るけど、
遊べたら遊ぼうねぇ。
空っ、ほんとおめでとう★*☆♪
それじゃぁ~ねぇ~」


こうして俺の誕生日パーティーは楽しいままお開きになり、ここからは俺のためだけの蒼になってもらうべく…


ヘタレないように……


いざ……