のんびり雨の中を二人で歩いてると、段々と同じ制服のやつらが周りに増えてきた。
青峰は中規模で1学年が6クラスって聞いてる、2年からは進路と成績でクラスが分けられるとか…
ようやく門が見えて学校に着いた。
☆☆☆
校舎に向かうときに、教師がプリントを渡してきた。
見ればクラス編成表。
立ち止まって蒼と確認すると…
「「ヤッタァ~~!!」」
思わず同時に叫んで、向かい合いハイタッチ!!
俺と蒼は共に1組…
『神木』と『神崎』で出席番号も前後だ。
安心したところで、他に知ってるやつが居ないか見ながら歩くと校舎入口に着いた。
公立には珍しいのかな、この学校は土足のままでOK、校舎も数年前に修繕ってやつが終わったとかで、結構キレイだ。
クラスは4階にあった。
俺は普段スケボーもしてるし、運動は嫌いじゃないから20分登校にかけて、さらに4階まで上るのはたいして疲れなかった。
でも、蒼は普段は見てるだけで動かないからか、階段になったら「えぇ~!?毎日これかぁ…」と気落ちしてた。
そんな蒼の頭を軽くポンポンとしてから教室に入った。
プリントでは確か、中学で親友だった俺のダチと三浦さんは同じクラスで、達馬も…