事務所からは30分くらいで、学校までは45分くらいの所に見つけたアパートを契約してもらい、9月の下旬に引っ越すことになった。
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二人とも今のバイト先に謝罪と挨拶に行き、もったいないほどのエールを貰った。
そして、陸也は大学に行きだしてからあまり公園には顔を出さなかったが、夏の終わりから時間があるときは後輩たちを指導したりしてくれてるらしい。
俺はスッパリと辞める、って訳ではないが、生半可な気持ちで滑ると、自分だけでなく周りも怪我させたりってことがあるから、きっちり趣味として線引きすることにした。
そうして新居への引っ越し。
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５階建てのこじんまりしたアパートだが、エントランスには二重に認証（鍵と番号）があり、24時間体制で防犯カメラが作動している。
蒼の身の安全を少しでも、守りたくて探した。
中は2DKとでもいうのか、俺と蒼の部屋がそれぞれ8畳あり、リビング兼用のダイニングキッチンが、12畳ある。
ベッドを始め、自室の物はそれぞれ自宅からで、共用のLDKに当たる部分のものは、知り合いから譲って貰ったり、リサイクルショップでそろえたりした。
中間テスト前には引っ越しも完了し、新たな生活が始まることになった。
