「勿体なきお言葉です。」

この言葉は本当に心からでたお礼だった。
それに対して「謙遜するでない。」といわれたが、私の立場上謙遜する他ないのだから、仕方がない。


でもそこで浮かれてばかりは居られないので、本題に入らせてもらった。


「旭校長これからも綾瀬家のことをよろしくお願い致します。
入学するにいたって、私は学園の為に頑張っていこうと思いますので
これから3年間白薔薇学園にてお世話になります。
どうぞよろしくお願いします。」


すらすらとお礼の言葉を述べて最後に笑顔を付ける。
こうすれば大体の企業のお偉いさんは感動したり何なりで、綾瀬のバックについてくれるんだよね。


ホント、笑える。



けど、この人はどうかな?
あまり馬鹿ではないと思うんだけど。



「ほほう、さすが綾瀬家といったところかの。
姉さま達と1文も被っておらんの。

それはお主が自分で書いたものかの?」


-----------どうやら私の感は当たったらしい。