それから間もなくして、夏休みがやってきた。

私は久しぶりにリョーと再会した。

「久しぶり~!」

私は自分の目を疑った。

そこには以前とは似ても似つかないリョーの姿。

看護学校が厳しいのはうちの学校だけ?

と思わせるような金髪にエクステまで付けて綺麗なお姉さんに変身していた。

「リョー!超~可愛い♪でも、学校大丈夫なの?夏休み終わったら髪色戻すの大変だよー。」

するとリョーは笑って答えた。

「アハハ。大丈夫!何でかって?学校辞めるから!」

「えっ・・・?あれだけ看護師になりたいって言ってたのに・・・。リョーの夢じゃなかったの?」

私はリョーが何故そんなに簡単に辞めると言いだしたのか理解出来なかった。

すると、リョーは重い口を開いた。