5am.

ピピピピピピピピピピ・・・!

夢の中にいた私は、携帯電話の着信によって起こされた。

開かない目を必死に開け、携帯電話を開いた。

『番号通知不可』の文字。

こんな時間に誰?

「もしもしぃ・・・?」

私は寝ぼけた声で電話を取った。

「お前こんな時に寝てたんかぁ!!!!ふざけやがって!本当、話で聞いてた通りふざけた女やな!」

ものすごい口調で電話の向こうから怒鳴ってきた。

私の頭はその早口言葉に付いていくことが出来ず、状況が全く掴めなかった。

「はぁ?」

私は疑問系で返した。