家の前に車を停め二人で降りた。



車の音で母が玄関から出てきた。



母の笑顔に緊張がぼくれた。



「いらっしゃい待っていたのよ。花梨の顔を見るのも久し振り。」



母に促されまま二人で家に入った。



陽人が改まって挨拶をしょうとすると母が、「陽人君堅苦しい挨拶は抜きね。


とにかく立ってないで二人とも座って。」



「母さん私たちの話しを聞いて。」



母は聞くから話してと言った。



私が話そうとすると陽人が俺が話すと言い、



今までの事をゆっくり話しだした。



母は無言で聞いている。



私が席を立ちお茶を入れようとすると、



母が花梨は座っていなさいと言った。