そのままゆっくり悠の頭を撫でてそっと頬にキスを落とした。
『ん・・・愛華・・?』
「あ、ごめん。起こしちゃった。」
『いや、いいよ。どうせもう出るし。』
「・・用事?」
『うん。』
彼女のところにでもいくんでしょ?
そう聞きたいのに言えない私は
とてつもない弱虫。
服をみにつけて
悠を玄関まで送った。
「またな、愛華。」
『ばいばい、悠。」
振り返り際のキス。
ほら、また好きが募った。
悠は、ずるいね。
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