「……ミール?」

ミールは微かにうなずいて、前足をちゃぽんと水に浸した。


その途端、広がった波紋がきらきらと輝き始めた。

眩しいくらいに光る。

太陽の光がすべてこのクリスタルリバーに集まってるみたいだ。


それは、もしかしてこれは全部夢なんじゃないかなって思っちゃうくらいの輝き。

だけど、夢なんかじゃないことは、ぼく、痛いくらいわかっている。