「全然寝れなかった...」

朝、登校中の俺の口は大きく開いて欠伸をした。

昨日の瑠璃を思い出すとドキドキして眠れなかった......

「余裕無さすぎだろ...だっせー」

「...誰がダサいんだ?」

「だから、今の俺は余裕無いんだよ。」

「ふむ、じゃぁ殺すには今しかないか?」

っ!?
自分が誰と会話しているかも理解しても無かった俺はその声、言葉にビクッと身体が反応した。

「瑠璃っ!?」

「なんだ?」

振り返った時にはもう瑠璃は刃物を手にして構えていた

「待て待て、違うんだ」

「...?何が違うんだ?」

まぁ...いろいろと。
そう答えると瑠璃はよくわからない状態で刃物をしまった。