「俺は特別だからな、」

くそ、余裕ぶって.........
何なんだ?ただの瞬発力やらスピード力ではなく...
何かが違う。違和感がある......

「そろそろ終わりにしようか、瑠璃。」

「っ!?」

後ろから聞こえる声に驚いて振り返ると宮野蓮がいる。
さっきまでタンクの上に......
でも、
この至近距離ならいける...。

僕の全神経をかけて今までに無いスピードで刀を宮野蓮目掛けて突き刺した

「............っ」

いない。
感覚もない。当たっていない......

「...なんなんだ、お前は。」

「なんだと思う?」

「質問を質問でかえすな、答えろ。」


ーーーーーキーンコーンカーンコーン...

チャイムが鳴って授業が始まる。完璧にサボリだ、
だがしかしそんな事よりも......

「時間切れな、瑠璃、こっち来い。」

「はぁ?時間制限などしていないだろう?」