「なんだ?俺が怖いか?」

「貴様など恐れるに足りん。」

「なら大丈夫だろ、ほら、来いよ。」

............誰が行くか...
フンッとそっぽを向いて宮野蓮がいる方の反対側に座る

「...なんで来いって言ってんのに来ねーんだよ...」

「やすやすと行くわけがないであろうが、貴様は僕のターゲットだ。」

そうだ、こいつを殺さなければいけない。僕が寝てしまったら殺せもしないし、逆に狙われるかもしれん。

「じゃぁ今から狙ってみろよ、お前が俺を殺せなかったら、大人しく俺の言う事聞け。」

「いいだろう、やってやる...」

ここで早く殺してイタリアに帰らなければ...

「自分が言った事を、あとで後悔するなよ、」

背中から服ごしに隠していた刀を2本出して宮野蓮目掛けて突き刺した。
一瞬だけ感覚があったが当たっていない。背後に気配がしたから刀を素早く回して殺そうとしたが

やはり当たってはいない。
何故だ、僕がスピードで負ける訳がない。

「もう終わりか?」

給水タンクの上に立って僕を見下ろす宮野蓮、
その顔や身体には一切傷はない。過擦り傷ですら、

「...貴様は...僕に何かを隠してる.な..」

生身の体で僕のスピードが避けれる訳が無い。
何かがあるはずだ........