それから私たちは日が暮れるまで話した。



そういえば……

「奏、今日なんでこっちまで来たの?」

「えっ?あれ、なんでだっけ?まぁ、いいっか!」

「いいの?」

「いいよ。てか、由那送るっ」





私は冷たくなってもココアの缶を握っていた


缶を捨てて、奏の大きいゴツゴツした手を握る