「さっむーっ!!!あ、わりぃ。ミルクティー冷たいのしかなかった。だから、はい」

渡されたのは 温かいココア



温かい――…。



12月に入ったばかりだからと言って、かなり冷え込んでいる。



しばらく暖まっていたら



「飲まないの?」

奏に突っ込まれてしまった

「暖まったら飲む!」

「早く飲まないと俺飲むぞー」

「嫌だよ、暖まったら飲むから」

「分かった、分かった」



奏は変わらないで、奏のままだ。