そして、オレ達は1つになった。

「あ…っ」

樹里の声が微かに漏れる。

「樹里の中、温かいよ」

「亮二も温かいよ」

樹里の潤んだ瞳に興奮して、オレは腰を踊らせた。
それから、いろんな形で求め合い。
2人は絶頂に達して事を終えた。


「樹里、疲れたか?」

樹里の体を引き寄せながら聞いた。

「ちょっとね」

「『激しくして』って言ったのは、樹里だもんな」

「もう言わないで!」

「オレも激しい方が燃えるよ」

オレは笑った。

「何か急展開で、こんな風になってるのが不思議だね」