男達は、オレを彼氏と勘違いしたのか、関わりたくないのか帰って行った。


ガタッ。

樹里も男達に続いて、席から立ち上がり外へ出て行った。


オレは当然追いかけた。


「樹里、待てよ!」

「来ないでよ! 合コン行かなくていいの?」

「違うんだあれは」

「言い訳しなくていいよ。あたし佐伯の彼女でもないんだし!」

「聞けよ! オレの話」


外で話すのもどうかと思い。
樹里を車に乗せた。


「樹里こそ何で、他の男と飲んでいた?」

「声かけられた。てか、勝手にカウンターに来たの!」