「あたしに半年間の片想いしてくれた人がいたなんてね~」

「うるせーよ」

「でも、あたし亮二だから、好きになったんだよ」

「当たり前だろ」

「きっと、違う人に口説かれていても、好きになってない」

「だから、当たり前だって言ってるだろ」

オレはそう言って、唇に軽いキスをした後、首筋にもキスをした。

いや、正確には吸い付いた。

「悪い。キスマークもう1つ追加した」

「はぁ?」

「まぁ。いいよな」

オレは声を出して笑った。

「もう! 恥ずかしいよ!」

「隙ありだよ」

勝ち誇ったように言った。