『土方)原田、皆を部屋に呼べ』

『原田)……あいつも?』

『土方)当たり前だ。
優茶、てめぇには紹介しなきゃならねぇ〝女〟がいる
そいつは
此処の女中兼
俺の……〝恋仲〟だ』

俺は優茶を腕から離すと
じっと目を見つめながら言う
そいつは
どこか絶望に満ち溢れ
泣きそうな顔をしながら笑う

『優茶)恋仲?楽しみだなぁ
土方さんの恋仲なんだから、きれいなんだよなー
俺、早く会いたいから呼んできてよ!!』


優茶は原田の方を見て笑う
原田は小さく頷いてから部屋を後にする。
これで良い。
さっき会ったばかりの奴惚れるて

『総司)あほらしい。
そう、思いましたか?自分のこと』

顔を上げれば襖に寄りかかる総司が立っていて