『土方)で、何の用だ』

鋭い眼差しでそいつらを見れば
そいつらはその場に座る
優茶は俺の長い髪をなんか知らんが楽しそうにいじっている

『平助)沖田さんが』

『原田)斎藤が』

『永倉)…………』

平助は総司から
原田は斎藤から

………

『土方)……こいつのこと聞いたんだな?』

敢えて永倉はスルーしてやる。
優しい俺!!

俺の問いに2人が頷く

『優茶)こいつって俺のこと?』

『土方)女が俺は駄目だ』

優茶はクルリと反対を向き原田たちの方を見ては
自分を俺と呼ぶため注意すると
原田が楽しそうに笑っている

『土方)なに笑ってやがる』

原田を睨めば原田は堪忍堪忍と手を挙げる

『原田)土方さんがあまりにも幸せそうなもんでよ
嬉しくてよ』

ふわりと笑うそいつの笑顔に
女は騙される
現に騙される奴一名

『優茶)かっこいい』

『土方)……原田、死ね』

俺が抜刀すれば優茶に全力で止められ
仕方なしに刀を納める