振りむくと、そこには、

綺麗な二重で
ショートカットで
綺麗・・とは言い難いけれど、
手入れはちゃんとされているワンピース。

一瞬みとれられていると・・・
「どうしたの?」

はっと、我にかえり・・・
「あ、ごめんね!どうしたの?」
「えっと・・・私・・この村の村長の一人娘のリラっていうの・・・。
父親たちが遠いところにいっちゃうからとうぶんここで住むんだ。
よろしくね!」
そいうとリラは私の前に右手を差し出した。
私もつられてその手に右手を差し伸べる。
そして自己紹介をした。
「私は、ミリーっていうのよろしく!
私もこの村あまりしらないの。村が乗っ取られちゃって
私たちの村長がここを紹介してくれてね。」
「そうなんだ。苦しかっただろうね・・。」
同情されるのはあまり好きじゃないが、
リラにはなぜか心が許せた。