そのとき、相澤蓮が手を上げた。
マジかよ…。こうなったら、願うことはただ一つ。頼むから、梨桜、お前は挙手するな…。
願っていた時だった。
「私、やります」
梨桜が手を上げた。男子が口笛を吹く。
「じゃ、梨桜と蓮に決定な」
先生が言った。マジかよぉ。
学級委員といえば、二人でやる仕事が多い。蓮と梨桜が二人っきりでいる時間が増えるんだろ…?
梨桜を、あんな金髪の何するかわかんねェ奴と二人っきりにさせるのかよ…。
俺はへこんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…