人生初めての彼女と初めて一晩を過ごす。
この「一晩を過ごす」という言葉の持つ意味、お分かりであろう。



僕達はもうすでに丸いベッドのステージにいる。
彼女はすでに僕に全て託しているようだ。
その思いは彼女の僕を見る眼差しで分かった。


ベッドにいるが、まだお互いに服は着たままだ。
しかし僕はあえて脱がさない、慌てる必要はない。
まだ夜は始まったばかりなのだ。





僕はこれが初体験ではない、すでに幼なじみの人と経験済みだ。
あの時はどうすればいいか分からなかったが、終わった時には勉強した気分になった。


その勉強の成果をここで発揮しなくてはいけない。





とても深いキスをした後、耳が弱点と知っていた僕はあえて耳を攻める。
すると彼女は甘い吐息を漏らしながらカラダをくねらせる。
もちろん、僕はやめたりしない。


彼女は嫌がっているのかと思ったがそうではない。
なぜなら彼女の腕はすでに僕の背中に回って、抱きしめてくる。
彼女の思いを確認した僕は、さらにヒートアップする。
僕は彼女の乳房に手を伸ばす。
私の手にぴったりなサイズだ、僕は服の上から優しく愛撫をする。
僕は片手で愛撫をしながら、空いた片手で服を脱がすという高等技術を使う。


ボタンを一つ一つ外して、そこに現れたのはブラジャーだ。
その瞬間、僕は初体験の時の記憶がよみがえった。
あの時はブラジャーが上手く外せなかった。


ブラジャーを外そうと背中に手を回したが、やはり上手く外れてくれない。
この情けなさを隠す為に、僕はキスをしながらブラジャーを外す。


男なら片手ですばやくスマートに外したいところだったが、結局10秒くらいの時間がかかってしまった。





ようやく現れた彼女の乳房、中心にはいちごのような色をした乳首がある。
僕はそのいちごを舌でころがした。
彼女の漏らす吐息のレベルが上がっていくのが分かった。


僕が攻め続けていると、彼女も僕の服を脱がそうとしている。
僕は一旦攻める手を止めて、彼女に服を脱がせてもらった。
少し恥ずかしい気持ちになった。
今度は逆に彼女が上になった。
彼女が僕の乳首を攻めてくる、僕は声が出そうなのを必死でこらえた。
その舌使いで、経験は間違いなく彼女が上だろうと思った。




僕の興味は彼女の下半身に向いた。
この日の彼女はスカートだ、スマートに目的の部分まで到着できるだろう。


僕はスカートの中に手を伸ばした。
そこはとても温かくて、すでに潤っていた。
指を動かすとさらに彼女の吐息が変わった。


指を奥まで入れると彼女から愛汁が溢れ出す。
僕の指が動くと同時に、彼女は吐息を漏らす。
その恥部の中の「ある部分」を愛撫すると、彼女の吐息が格段に変わる。


僕はその部分を集中的に攻めた。
すると彼女はどうにもならないくらいに声をあげる。
彼女のカラダは少しだけビクビクと動いている。

どうやら彼女は昇天してしまったのだろう。




しばらくそのカラダの震えが止まるのを待った。
僕はずっと彼女の頭を撫でて、ずっと見つめ合っていた。




少しの時間が過ぎたあと、彼女は僕の下半身に手を伸ばしてきた。
僕はズボンを脱がされて、すでに固くなっている肉棒を取り出された。



彼女は何も言わずに、口で奉仕をし始めた。
何も言わないが、僕を見ながら奉仕をしている。
反応が見たいのだろうか?


僕はその彼女の優しい奉仕で昇天しそうになったが、昇天してしまったら終わってしまうと思ったので我慢をする。







そう、まだまだ夜は長い・・・。
マラソンで言えばまだ折り返し地点なのだ。
こうして僕達はお互いに十分潤った。
僕達のライブはこれから一番の盛り上がりを見せる。
観客・・・いや、僕の下半身はすでに立ち上がっている。


さあ、SHOW TIMEだ!






僕のマイクが彼女の中に入る瞬間がやってきた。
上手く入ってくれるだろうか?
僕のマイクは彼女にベストマッチするだろうか?


そのマイクはすんなり入った。
まずはスローバラードのようにゆっくりと腰を動かす。
その聴かせるバラードで彼女はうっとりとした吐息を漏らす。





バラードのリズムから、次は彼女を上にして立てノリの激しいロックに移行。彼女は乱れるように腰をグラインドしてくる。


僕はその快感でお先にライブが終わってしまいそうだったが、アンコールするほどの精力はないのでここは我慢。
彼女の攻めに負けまいと、僕は彼女の立てに揺れる豊かな乳房に攻撃。
しかしすぐに快感で僕はどうにもならなくなる。


このままじゃ本当に昇天してしまいそうなので、体勢を入れ替える。
今度は僕が上になって、腰を動かし激しいエイトビートを刻む。



するとだうだろう?
彼女は僕に爪あとが残りそうなぐらいにしがみつく。
興奮した僕はもっと激しくしたいと思った。




攻撃していたつもりの僕だったが、彼女の中で何かが締め付けてくる。
ものすごい感覚だ、これ以上は我慢の限界だ。


ライブはそろそろ最後の曲だ。
アンコールはないからギリギリまで我慢をする。
最後には大きな花火を打ち上げてやる。




そして最後のフィニッシュの時、彼女のカラダに純白の花火を放出した。
僕はその後、彼女の上に覆いかぶさるように倒れこんだ。


僕もそうだが、彼女の息づかいも荒い。
二人ともしばらくそのまま動かない。
彼女は余韻を楽しんでいるかもしれないが、僕は疲れて動けなかった。
彼女の横に僕は倒れた。
僕は彼女に腕まくらをして、彼女はずっと僕のほうを向いている。
彼女は僕を彼女のほうに向かそうとしてきた。


クチビルがつきそうなぐらいに顔が近くにある。
そのまま彼女は目を閉じてそのまま眠りについた。
僕はしばらくその寝顔を見つめていた。


彼女は眠りについても、僕にしがみついたままだ。
この日はよく歩いて、僕も疲れていた。
そろそろ僕にも睡魔が襲ってきたようだ。


僕も彼女の温もりを感じながら、彼女と一緒の夢の中へ行くとしよう。
もはや、そのまま目覚めなくてもいいぐらいの気持ちだった。






翌朝、彼女は少し恥ずかしそうな顔をしていた。
シャワーを浴びると言うので「一緒に入っていい?」と言ったら断られた。


それでも僕は悲観したりはしない。
こうして僕達はまた大きな一歩を進んだ。
僕はそれだけで十分だった。



この経験後、僕達は何故かまた付き合い始めたばかりの気分になった。
なぜだろう・・・・。







新しいスタートを切ったという事だろうか・・・?
僕達は付き合い始めて5ヶ月ぐらいになった。
順調にお互いの愛を成長させてきた。


ここまでいい事ばかりだったが、一緒の時間を過ごすとどうしても亀裂みたいなのが生じてくる。




その理由が何であれケンカなども起こるであろう。
ささいな理由であってもそれが二人を別れさせる場合もある。
しかし、それをきっかけでより一層愛を深める場合もあるだろう。



僕達が始めてケンカをしたのはこの5ヶ月ぐらい経った頃だった。
その理由はハッキリと覚えている、会う機会がめっきり減ってきたのだ。




この頃に僕は現在いるサッカーチームに入団した。
そのチームは活動する日が多く、僕はいつも熱心に参加していた。


おかげで彼女に会う機会はもちろん、連絡などもおろそかになっていた。
一緒の職場なのだが、僕達は顔を合わす機会が少ない。
それにいまだに職場での僕達の関係は知られていない。




チームの活動拠点は横浜市だ。
彼女が住んでいるのも横浜市だ。
しかし僕は彼女を一度も試合や練習に連れてきた事はなかった。


なぜならそのチームは「遊び」ではなく「真剣」なチームだったからだ。
僕は集中してやりたかったので、あえて呼ばなかった。
こうして彼女との過ごす時間が少なくなった理由で彼女が怒った。
僕はサッカー以外の事では滅多に怒らない。
外食で料理に髪の毛が入っていても、どかして黙って食べる。





僕は仕事とサッカーは同じぐらいに考えていた。
でも彼女が怒るのも当然な事だとは思った。


なので僕は特に言い訳はしない、思いっきり僕の個人的な理由が原因だったのを分かっていたからだ。


謝って最初は済んでいたが、次第にそれも通用しなくなってきた。
やはりこの生活を改善する必要があった。






サッカーの機会は減らさないが、サッカーに彼女も連れてくるようにした。
終わったあとに一緒に食事などをして一緒の時間を過ごした。


彼女は会う機会が少なくなると不安も出てくると言う。
その言葉を真摯に受け取った私は、これ以降連絡もマメに行うようになった。




話すコトもないのに電話をしたりして、不安を取り除こうと努力をした。
次第に彼女の怒りもおさまっていき、不安も感じる事がなくなったようだ。





僕達の仲が悪くなったのはこれ一回だ。
僕が言い争いを避けるほうなので、ケンカらしいケンカは起こらなかった。


ケンカで別れるケースもあるだろうが、僕達はこれでより一層愛を深めた。
それに別れる時は気持ちよく別れたい。




僕は将来、彼女が出来たら言わせてみたい言葉がある。
それは・・・・












「サッカーと私、どっちが大事なの?」・・・だ。
僕に人生初めて彼女ができ、ここまで前回のケンカも含めてひと通りの経験をしてきた。





人と付き合い始めると、一人の時と違い色々とイベント事が発生する。
一人の時せいぜい自分の誕生日ぐらいであろう。





ケンカからわずか2週間ほどで彼女の誕生日がやってくる。
もちろん男として見逃すワケにもいくまい。
僕は何かをプレゼントしようと思った。


しかしここで問題発生。
僕は彼女が何がほしいとかが分かっていなかった。
よく「気持ちがこもっていれば」と言うが、本当に何でもいいのだろうか?




実際に彼女に聞いてみてもよかったが、それだとサプライズがない。
誕生日を気づいていないそぶりをして、ちゃんとプレゼントを渡す。
こんなシーンにしたかった。