『ん?うん。暇だよー』

《あのさ、潮ちゃん前に1人暮らししたいって言ってたよね?ちょっと1人暮らしとは違うんだけど、僕が住んでるとこ部屋が1つ余っててさ、よかったら住まない?》


『え!いいの?』

《うん!潮ちゃんがいいんならいいよ?》

『いきたい!…あ、でもそこ家賃どれくらい?』

《家賃?ちょっと待ってね!──ちょっと!静かにしろよ!千里さん、家賃って───あ、もしもし潮ちゃん?》

『う、ん?』

誰かいる?

《無料だって!》

無料!?