「咲矢ぁ(サクヤ)おーい、」

まだ早すぎたのかな……?
でも、サクラは咲いてるし

スゥ――

『おい、俺様はちゃんと居るぞ!!!』


「あっ、咲矢!!!いるなら早く出てきてよね!!」


『ちゃんと出て来たんだから良いだろ?サクラの精だって忙しいんだ。』

「……うん!!
今回はね、腕を振るって作って来たんだから!!」

『毎回、お前はそう言うな(笑)』

あたしは、この笑顔に惹かれて毎年ここに来てしまう

サクラの精に会いに