「咲矢何かあったの?」


『わり、ちょっと静かにしてくれ』

「う、うん」

ガサガサ

{おい、あったか?}

作業着をきたおっさんがやってきた

{いや、見当たらない}

{本当にあんのかよ}

{さあな、でも見た奴がいるんだからしょうがねぇだろ}

{こんな真夏にサクラが咲いてるなんてあるわけねぇだろ、常識がねぇのかあの社長はよ}

{あの社長なんだ、しょうがないだろ。}

{そうだな。反対側も探しに行くか}

{あぁ}

おっさん達が見えなくなって行った