リりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりりぃ
・・・ねむ
今日は入学式。
やっと中学生になれるんだぁ。そんな風に思いながらベットを降りリビングに出る。
「あ、みーちゃん!おはよっ」
「おはよ。麗華。」
妹の麗華に挨拶する。
「Oh!Is she Misaki?」
え?誰?
「Yes!She is my family」
なにパパ?どうしたの?え?何、何語???
「ほら美咲もちゃんとあいさつしなさい。」
「え?あぁあ。はーい。まいねーむいず美咲 遠藤 なにすとぅみーとぅ」
「Huuuuu!She is cute」
「Thank you」
私は訳が分からなかった。
「パパ。誰この人?」
「あぁ。ごめん。ごめん。ごめん。彼は会社の取引先の社長さんでな!」
「Nice to meet you!」
「Nice to meet you too!」
この人はアメリカから来たジェーンさんというらしい。そんなことをやってるうちにママが起きてきた。
「おはよう。美咲。普段はぎりぎりまで寝てるくせに。今日は早いのね」
「うん。だって入学式だもん!」
「パパ聞いたぁ?美咲ったらもう中学生なのにー」
「いいじゃないか。人生でたった一度の中学校の入学式なんだから。Oh!...」
パパはまたジェーンさんと訳の分からん会話を始めた。
まぁ我が家はいつもこんな感じで、、、ホントはもう一人弟がいるのだが、今年、小学校6年生になるため、もう小学校に行ってしまってるらしい。うちの家に外国人がいることはホントにしょっちゅうアル・・・
パパは会社では結構えらい位置にあるらしく、客をとめるためとかいって忠衛さえ狭いマンションの1世帯の1部屋をわざわざ開けている。まぁそこにピアノがあるから私が入ることはよくあるが客が来ていると少々入りずらい。
そんなことをしているうちにすっかり家を出る20分前になっていた。
「うわっっ!もうこんな時間。急がなきゃぁ!!!!!!!!!」
「美咲何焦ってるのぉ。小学校の頃なんてこんなのしょっちゅうだったじゃない」
「いいのぉー」
「そいえば今日麗華と美咲の入学式かぶってるけどどうするの?」
ふと、疑問なことを聞いた。そう今日の入学式は中学校と小学校とかぶっているのである。
「午前と午後が違うから大丈夫よ」
ママは笑顔で答えた。
そしてバタバタしてると出発の時間になった。
ーーーーっすぅーーーーー
大きく息を吸って、吐き、家をでる。そっから先の事は緊張しすぎてよく覚えてない。
気づいたらもう自分のベットにいた。