僕は今どうにかしてコイツから逃れないと。


僕の頭の中から危険信号がでてる


コイツと関わったらこれからの僕のhappyな高校生活が幕を閉じる


確実に


僕が頭の中でそんなことを考えていると、いきなり甲高い声が聞こえてきた。


うるさい


僕は声の主を確かめるべく首を90°回転させて声が聞こえた方向に顔を向けた。


「やっほーーー! 燐斗ー! 時雨ー!」

「やぁ、海亜」

「お、海亜じゃーん」

「二人ともこんなとこにいたのねー」


「いやぁ、ちょうど燐斗を見かけたもんだから」

声の主は心底嬉しそうな顔をして、僕たちをみてきた。


うぅーむ、どうしようか。


海亜が来たとなるとよけい逃げにくくなる。


時雨一人なら何とかなるかも知れないが、二人はなぁ