「あっ、でも...数日前まで金髪だった?」


俺、期待してもいいのか?


お前が...覚えててくれてるって。


ってか、覚えてない方がおかしいっつーの。


「あぁ。金髪だったよ」


そう答えると唯華は意味不明な事を叫びながら立ち上がった。


みんなの視線が唯華に向けられる。


先生なんて、唯華の事睨んでるし。


その視線にビクッと肩を震わす唯華。


おもしれぇ...


「......すみません」


唯華は小声で謝って席に着いた。


「本当に金髪だった?」


「あぁ」


「本当にほんっとうに?」


「だから、本当だって」


そう答えると唯華は顔を真っ赤にして机に突っ伏した。


なんだ?この反応は?


「唯華?どうした?」