<翔side>


俺は今日、この学校に転校してきた...三浦翔。


今、受けたくもない授業を受けている。


まぁ、転校して早々サボるなんてな...


ってことで俺は隣の席の女...渡部唯華を見つめていた。


「どうかした?」


見つめること数分...


唯華は俺の視線に耐えきれなくなったのか声をかけてきた。


「いや。お前、俺がこの前声かけた奴だよな?」


声をかけただけじゃない。


俺らはあの時...


「なんか、あずちゃんもそんなこと言ってた」


って、おい!!


「覚えてねぇのかよ」


俺は唯華のこと、一瞬も忘れた事ないのにな。


「あはは...」


まじで傷つくわ。