「あ、あの…もしかして、ピーマンお嫌いでしたか?」 物音に気付いたのか、キッチンから岡本がやって来た。 制服の上からは淡いピンク色をしたエプロンが掛けられている。 その姿が様になっている事から、日頃から家事をやっているのは本当なのだろう。 いや、別に疑っていた訳ではないが。 しかし、そのエプロン姿がやけに似合っている。 「あ…」 「あぁ!」 岡本と武内の声が重なった。