ガンガラガッシャーン!


大きな物音と共に、ガタガタと部屋の隅で震えている奴が約一名。


まあ、分かると思うが拓弥である。


慌てて動き出した事で、足元が留守になり机の足やら椅子の足やらに引っかかる。



「ピーマン…ピーマン…ピーマン…ピーマン…ピーマン…っ!」


「うっるさい!」



部屋の片隅で頭を抑え震える拓弥の頭を力一杯叩いた望。


その時、とても良い音が鳴ったのは気のせいではないな。


聞いていて気持ちが良い音だった。