時計をみると
―4時30分。

先生と
約束した時間は―。

4時!!!

30分もオーバー!!

下校時刻まで
あと30分。

…これ、ヤバイよね??

ダ、ダッシュッ!!

『はい、遅刻。』

先生がイライラしてるのか
足を揺らしてる。

『ご、ごめんなさいっ!わ、私、その…。』

『………』
先生は黙ったまま。

『………』
思わず茉莉も黙ってしまう。

『言えよ。』

『…え??』

『あそこで何してたか。』

『………』

『言えないなら別にいいけど。』

そんな事言われたら…。

そこから
茉莉は
内山くんの事を
説明した。

『ふーーん。』

ふ、ふーーんって!!?
先生が聞いてきたのに…。

『で、でも!!』

『でも?』