4日間に及ぶテストが終わった。




自分的には、まあまあよかったと思う。



だから問題はゆったんだ。




今日から解禁になった部活に向かう途中、ゆったんのクラスの前を通ると、あたしを呼ぶ声が聞こえた。





「せったん!」







イヤでもわかる。
あたしのことをそう呼ぶのは、ゆったんだけ。




「テストどうだった?」



そう聞くと、ゆったんは曖昧に笑った。






「今までよりは出来た感あるんだよなあ。せったんとやったとこでたし。でもわからんな。」






「そっか。まあ、大丈夫でしょ!とりあえずお疲れさま♪」




あたしは部活に向かった。