ゆったん家の方が学校に近いから、あたしの方が早く家を出てもいつもゆったんの方が先に学校に到着していた。
ガラガラッ
だからいつも、勉強するのはゆったんのクラスだった。
「おはよ。」
「はよ。」
ゆったんは、いいながらイヤホンを外した。
「今日は数学か。」
いつも通りゆったんの前の席に座った。
「今日もいつもの?」
「いつもの♪」
そしていつも通り、イヤホンの片方を受け取って“ゆったん'Sベスト”を聴きながら勉強を始めた。
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