………っ。

くるしい。この空気、めちゃめちゃくるしい!!!!




沙希ちゃんと夏美ちゃんが死んでいます。
机に突っ伏しながら。




「…なっ、なななつみちゃん?さ、さきちゃん?あの、さ、来月あるじゃん?ね、あのさ、だから、さ、げ、げ、元気だしてっ?……」





『『ま゙だがえながっ゙だー!!』』(また買えなかったーといっています。)
いきなり叫んだ二人。


うわーん と沙希ちゃんが泣いてる。 やっぱりすごいな、スペサン!


でもふたりがこんなに言うんだから、相当美味しいんだろうなあ〜 食べてみたくなっちゃった。





『スペサンゲットー!!!!!!!!!』

そのとき、教室に大きな声が響いた。

死んでいた沙希ちゃんがバッと振り返る。

『うそだろ?!優也??!』

ガバッと身を乗り出して聞く沙希ちゃんに、ドヤ顔しながら購買の袋を見せる黒崎くん。

『ははーん、本当なんだなーっ!やるだろー俺っ!俺だってなぁーやるときゃやるオト『((はあーーー))』


2人の盛大なため息が、黒崎くんの大声を遮った。



…なんか、女子、って強いんだな、なんかそう思った。←おかしい