すみません、はしゃぎすぎた。


だってテンション上がってんの!
制服かわいくて!!


……。



うーんと、なに考えてたんだっけ。


そうだ、私のキャラ。



んー。
無難なノリのいい明るい子でいいかな!と、
『ほい、東、入れ。』

おっと、グッドタイミング。
担任の玉倉先生。

いい味だしてる、おじさん。
うん、なかなか。




ガラガラっ


『うおーっ転校生だっ!!!』
がやがやがやがやがや

まーなんともにぎやかですこと。
そしたら玉倉先生が黒板に私の名前を書きはじめた。
そんなとき、

『おんなのこーっ!!!!!!』


誰かが叫んだ。

瞬間、



『『『アハハハハ!!!!!!!』』』


教室が一気に笑いに包まれた。


『クロっ、おまえ何言ってんだよー!!!ハハハ』
『もー、黒崎のばかー引いちゃうじゃんかよー』
『クロうるさいーっ』



そんなクロと呼ばれる人物が、へらっと笑いながら私に近づいてきた。

そして彼は私の右手をとって 彼の唇のそばへと持っていった。







『引かないで?アズマちゃん?』