平「俺に?」
突然の使命に俺は驚いた。しかし皆が次々に賛成の様子を見せてくる。それもそうだ最近は隊務はちゃんとこなすも夜空につきっきりだったから話を聞くぐらいだと思っていた。そんなことも知らずに新ぱっつあんや左之さんが
左「ま、お前と伊藤さんは同じ門だしそのほうがいいのかもな。」
新「確かに他の奴らを向かわせたってヘマしちまうのが目に見えてるからな。」
うん。答えは出た・・・。逆らえねえ・・・。だってそうだろ?こんなに賛成の人がいたら行くっきゃねえ。意志が弱いように見えるかもしんないけどこの前断ったらあの人・・・そう源さんの残念そうな顔を向けてきた。なんかこうすっげえ居たたまれねえっていうかなんていうかもう罪悪感満々になるんだよ。だから今回は源さん何も言わないでくれたら嬉し━━━━
源「藤堂くんどうかこの件頼まれてやってはくれないかね?君しか適役はいないんだが・・・」
平「・・・うん。」
何これもうイジメじゃね?皆んなこの話し合い始まる前に裏つけてんじゃね?・・・はっ!いや、でも皆んな一応江戸で暮らしたことがあるんだから江戸っ子の精神ぐらいは持っていてもおかしくない。汚いことはしねえ・・・よな?
一「余計なことは考えず行け。」
総「だね。」
一君の押しが終わったあと麩が激しく開くと総司が入って来た。それに土方さんが毎度のことながらも反応し
土「てめえ総司!遅えんだよ!・・・って」
左「華楠はいねえのか?」
総「だから今それを言いに来たんじゃないですか。もしかしたらここに来てるかもって思ったついでに。」
平「まさか・・・。」
皆々嫌な感じがして目を見張る。
総「この屯所から華楠ちゃんがいなくなりました。」
土「他の隊士は・・・」
総「確認しましました。僕に嘘をついたらどんな目にあうかは全員わかってると思うんで。」
総司がそう言うとともに荷物もないしねと言う。皆んな嘘をつくような奴じゃんないのは俺らが一番わかってることだし逃げたっていうのはもっと大事になりかねない。
新「逃げたのか・・・」
総「だとしたら・・・どうします?土方さん?」
土「決まってんだろ思いつく限りのところを探しにいけ。」
土方さんが啖呵を切ったとともに皆が立ち上がり部屋を出て行く。俺も探しに行かねえと。そう思い素早く立ち上がろうとした瞬間
新「あ、そうだ平助。」
平「何?」
左「夜空起きてんぞ。」
平「え?!」
新ぱっつあん達が先に言えよって思うくらい大事なことをいう。急いで後ろを振り向こうとしたらちょうど気づいていないだろう俺の肩をたたこうとしてたのか
手を向けている姿が目に入った。
夜「あ・・・」
平「夜空お前目が覚めたのか!」
今まで曇っていた心が一気に晴れこんだ。こんなに嬉しいことはないと歓喜ままならなかった。いつの間にか皆んなはでってったようで俺はよかったと思って知らぬまま夜空を抱きしめた。
平「夜空お前目え覚ますの遅すぎ。」
夜「ごめんね。」
俺はしばらくしてから草履が置いてあるところに走って向かいながら夜空に
平「話聞いてたか?」
夜「うん。逃げたんだよね?」
平「心あたりないか?」
その質問に夜空は押し黙る。考えているのだろう。
夜「街中ではないと思うよ。おそらく町が見渡せるとことか丘の上とか・・・」
平「なんで?」
夜「そう言うものだよ女の子って。でもただ単に逃げようとしてるのなら街中だろうけど。」
平「ふーん。じゃあそこの稲荷神社とかかな?」
夜「近いから定かではないけどお昼からいないんだったら想像もつかないね。」
平「行って見るに越したことねえってか!」
そうして俺たちは歩いて半時位の稲荷神社に向かった。
突然の使命に俺は驚いた。しかし皆が次々に賛成の様子を見せてくる。それもそうだ最近は隊務はちゃんとこなすも夜空につきっきりだったから話を聞くぐらいだと思っていた。そんなことも知らずに新ぱっつあんや左之さんが
左「ま、お前と伊藤さんは同じ門だしそのほうがいいのかもな。」
新「確かに他の奴らを向かわせたってヘマしちまうのが目に見えてるからな。」
うん。答えは出た・・・。逆らえねえ・・・。だってそうだろ?こんなに賛成の人がいたら行くっきゃねえ。意志が弱いように見えるかもしんないけどこの前断ったらあの人・・・そう源さんの残念そうな顔を向けてきた。なんかこうすっげえ居たたまれねえっていうかなんていうかもう罪悪感満々になるんだよ。だから今回は源さん何も言わないでくれたら嬉し━━━━
源「藤堂くんどうかこの件頼まれてやってはくれないかね?君しか適役はいないんだが・・・」
平「・・・うん。」
何これもうイジメじゃね?皆んなこの話し合い始まる前に裏つけてんじゃね?・・・はっ!いや、でも皆んな一応江戸で暮らしたことがあるんだから江戸っ子の精神ぐらいは持っていてもおかしくない。汚いことはしねえ・・・よな?
一「余計なことは考えず行け。」
総「だね。」
一君の押しが終わったあと麩が激しく開くと総司が入って来た。それに土方さんが毎度のことながらも反応し
土「てめえ総司!遅えんだよ!・・・って」
左「華楠はいねえのか?」
総「だから今それを言いに来たんじゃないですか。もしかしたらここに来てるかもって思ったついでに。」
平「まさか・・・。」
皆々嫌な感じがして目を見張る。
総「この屯所から華楠ちゃんがいなくなりました。」
土「他の隊士は・・・」
総「確認しましました。僕に嘘をついたらどんな目にあうかは全員わかってると思うんで。」
総司がそう言うとともに荷物もないしねと言う。皆んな嘘をつくような奴じゃんないのは俺らが一番わかってることだし逃げたっていうのはもっと大事になりかねない。
新「逃げたのか・・・」
総「だとしたら・・・どうします?土方さん?」
土「決まってんだろ思いつく限りのところを探しにいけ。」
土方さんが啖呵を切ったとともに皆が立ち上がり部屋を出て行く。俺も探しに行かねえと。そう思い素早く立ち上がろうとした瞬間
新「あ、そうだ平助。」
平「何?」
左「夜空起きてんぞ。」
平「え?!」
新ぱっつあん達が先に言えよって思うくらい大事なことをいう。急いで後ろを振り向こうとしたらちょうど気づいていないだろう俺の肩をたたこうとしてたのか
手を向けている姿が目に入った。
夜「あ・・・」
平「夜空お前目が覚めたのか!」
今まで曇っていた心が一気に晴れこんだ。こんなに嬉しいことはないと歓喜ままならなかった。いつの間にか皆んなはでってったようで俺はよかったと思って知らぬまま夜空を抱きしめた。
平「夜空お前目え覚ますの遅すぎ。」
夜「ごめんね。」
俺はしばらくしてから草履が置いてあるところに走って向かいながら夜空に
平「話聞いてたか?」
夜「うん。逃げたんだよね?」
平「心あたりないか?」
その質問に夜空は押し黙る。考えているのだろう。
夜「街中ではないと思うよ。おそらく町が見渡せるとことか丘の上とか・・・」
平「なんで?」
夜「そう言うものだよ女の子って。でもただ単に逃げようとしてるのなら街中だろうけど。」
平「ふーん。じゃあそこの稲荷神社とかかな?」
夜「近いから定かではないけどお昼からいないんだったら想像もつかないね。」
平「行って見るに越したことねえってか!」
そうして俺たちは歩いて半時位の稲荷神社に向かった。