山「はい。もともとは俺も霧ヶ隠村に住んでいましたし、もちろん藤堂隊長の幼き頃のことも存じ上げています。」
平「へーって知ってるのか?!ってちょっとまってくれ!何が何だかわからねえんだけど?」
山「では最初から話をします。俺は霧ヶ隠村の村人です。」
平「うん。」
山「霧ヶ隠村の頭領は他の誰でもない夜空様の部下です。」
平「うん?」
山「ある一時的な事情により新選組が発足した時から藤堂隊長を見守っていました。」
平「一時的な?」
山「いや・・・どちらかというと現在進行形ですが・・・」
平「何で?」
山「それはまだ言えないです。」
平「ん~。何で?」
山「まだ事がおこってないので言うのにはまだはやいんです。」
平「事?」
山「事です。」
平「じゃあまあそれは置いといてさっきの夜空どうしたんだ?」
山「呪いです。多分夜空様が村を逃げ出してくる時に追ってに付けられてしまったのだとおもいます。」
平「え?!それってやばいんじゃ・・・」
山「はい。かなり危ない状況かもしれないです。」
平「かも?」
山「まだ呪いの種類はわからないですからね。現に・・・」
?「今となっては呪いの数も多すぎますからね~」
平「へぇ~って誰だ?」
俺と山崎君は軽く身を構える。すると物陰の闇は少し焦ったように
華「ちょっとちょっと・・・私ですよ。華楠です!」
平「なんだお前か・・・。」
山「そういえば君も先祖返りだったな。どこの村のものだ?俺は・・・」
華「あーいいですよ。全部聞いちゃってたんで・・・。私は江戸の桜希村から来たんですよもちろん兄さんも。」
山「桜希村か・・・だいぶ遠いなそれに随分と山奥から・・・」
華「霧ヶ隠村の方がすごく山奥な気が・・・」
平「まったく違う次元でわからねえ・・・」
夜「んん・・・」
平「あ・・・夜空大丈夫か?」
夜「平助君・・・?」
平「あ・・・うん。」
夜空は虚ろな目で周りを見たまま自分が倒れる前を思い出したらしく
夜「平助君ごめんね。あんなに取り乱して」
平「いや・・・それ自体はいいけど大丈夫なのか?体の方。」
夜「今日は少しダメかな・・・。私が羅刹に斬られるような失態を犯したのもこのせいだし。」
平「そっか。」
夜「最近になってひどくてね・・・。この前の沖田さんと戦ったときのように力も全然ふるえないし・・・」
平「全然ってお前まだまだ強いのかよ・・・。」
夜「でもね、村にいたときそりゃあ暗殺の依頼だってきたけど受けたことがないもの。・・・いがいはね。」
平「?」
夜「尊王攘夷派以外は殺めたことがない。どんなに周りに言われようとも怪我をさせられても平助君のいる立場が不利になるようなことはしなかったんだ・・・。」
平「お前それだけの理由で手を汚してきたのかよ・・・」
夜「私にとってはそれだけではなかったんだ。ずっと・・・ずっと平助君のことを思ってやって来たことだから。全然悔やんでなんかないよ。」
夜空は俺の顔を覗き込んで微笑む。その顔がやけに眩しくて、切なくてこんな小さな体で背負い込んだものはとてつもなく多いものだったんだ。俺のために・・・もう俺のことなんか覚えてないだろうと思っていたのに、他の誰かと幸せになってるのかもしんねえって思ってたのにこんなに俺のことを思っていてくれたんだ。俺のこころはあったかいものでいっぱいになる。夜空は知ってるかな?俺が村を出たときすっげー悲しかったのを。いつもお前はとなりにいてたのにもうその姿はなくて今にも泣きそうになった。他の髪の長い女の子を見るといつも夜空かと思って振り向いてた。
ありがとな・・・少し変わった形でだけど・・・。
俺はそう思いつつもうその時にはまた気絶して眠っていた夜空を抱きしめ部屋に連れて行って寝かせた。
平「へーって知ってるのか?!ってちょっとまってくれ!何が何だかわからねえんだけど?」
山「では最初から話をします。俺は霧ヶ隠村の村人です。」
平「うん。」
山「霧ヶ隠村の頭領は他の誰でもない夜空様の部下です。」
平「うん?」
山「ある一時的な事情により新選組が発足した時から藤堂隊長を見守っていました。」
平「一時的な?」
山「いや・・・どちらかというと現在進行形ですが・・・」
平「何で?」
山「それはまだ言えないです。」
平「ん~。何で?」
山「まだ事がおこってないので言うのにはまだはやいんです。」
平「事?」
山「事です。」
平「じゃあまあそれは置いといてさっきの夜空どうしたんだ?」
山「呪いです。多分夜空様が村を逃げ出してくる時に追ってに付けられてしまったのだとおもいます。」
平「え?!それってやばいんじゃ・・・」
山「はい。かなり危ない状況かもしれないです。」
平「かも?」
山「まだ呪いの種類はわからないですからね。現に・・・」
?「今となっては呪いの数も多すぎますからね~」
平「へぇ~って誰だ?」
俺と山崎君は軽く身を構える。すると物陰の闇は少し焦ったように
華「ちょっとちょっと・・・私ですよ。華楠です!」
平「なんだお前か・・・。」
山「そういえば君も先祖返りだったな。どこの村のものだ?俺は・・・」
華「あーいいですよ。全部聞いちゃってたんで・・・。私は江戸の桜希村から来たんですよもちろん兄さんも。」
山「桜希村か・・・だいぶ遠いなそれに随分と山奥から・・・」
華「霧ヶ隠村の方がすごく山奥な気が・・・」
平「まったく違う次元でわからねえ・・・」
夜「んん・・・」
平「あ・・・夜空大丈夫か?」
夜「平助君・・・?」
平「あ・・・うん。」
夜空は虚ろな目で周りを見たまま自分が倒れる前を思い出したらしく
夜「平助君ごめんね。あんなに取り乱して」
平「いや・・・それ自体はいいけど大丈夫なのか?体の方。」
夜「今日は少しダメかな・・・。私が羅刹に斬られるような失態を犯したのもこのせいだし。」
平「そっか。」
夜「最近になってひどくてね・・・。この前の沖田さんと戦ったときのように力も全然ふるえないし・・・」
平「全然ってお前まだまだ強いのかよ・・・。」
夜「でもね、村にいたときそりゃあ暗殺の依頼だってきたけど受けたことがないもの。・・・いがいはね。」
平「?」
夜「尊王攘夷派以外は殺めたことがない。どんなに周りに言われようとも怪我をさせられても平助君のいる立場が不利になるようなことはしなかったんだ・・・。」
平「お前それだけの理由で手を汚してきたのかよ・・・」
夜「私にとってはそれだけではなかったんだ。ずっと・・・ずっと平助君のことを思ってやって来たことだから。全然悔やんでなんかないよ。」
夜空は俺の顔を覗き込んで微笑む。その顔がやけに眩しくて、切なくてこんな小さな体で背負い込んだものはとてつもなく多いものだったんだ。俺のために・・・もう俺のことなんか覚えてないだろうと思っていたのに、他の誰かと幸せになってるのかもしんねえって思ってたのにこんなに俺のことを思っていてくれたんだ。俺のこころはあったかいものでいっぱいになる。夜空は知ってるかな?俺が村を出たときすっげー悲しかったのを。いつもお前はとなりにいてたのにもうその姿はなくて今にも泣きそうになった。他の髪の長い女の子を見るといつも夜空かと思って振り向いてた。
ありがとな・・・少し変わった形でだけど・・・。
俺はそう思いつつもうその時にはまた気絶して眠っていた夜空を抱きしめ部屋に連れて行って寝かせた。