夜「私達先祖返りが住む村霧ヶ隠村は代々頭領って言うくらいがあってそれはどれだけの力、つまり妖力の大きさによって決められていく。」
平「妖力?」
夜「うん。多いほどより長く戦ってられるし攻撃力も高いからね。さらにそれを見極められるのは生まれた直後でなってしまったら周りから隔離されて厳しい指導を受ける。」
平「…。」
夜「始動っていってもね霧ヶ隠村はほとんどが暗殺を家業にしてる。」
平「もしかしてお前それを教えられたのか?だとしたらお前」
夜「当たり前の…」
平「え?」
夜「当たり前の事だった!物心ない時から村から逃げてくるまで抵抗すればひどい眼にあうし、泣いてもそうなった!」
平「夜空?」
夜「平助君…今の村の頭領はね…私なんだ。」
平「なっ…!」
夜「だからね、…ぐぅ…っ!」
その刹那夜空が膝を抱え込み汗をにじませ苦い顔をする。
平「夜空…?おい!?夜空!しっかりしろ!!」
山「少しすれば治ります。」
その声をする方を向けば山崎君がたっていた。
平「山崎君…?」
山「藤堂隊長恐縮ですがもうひとたび自己紹介をします。」
平「…。」
山「俺は霧ヶ隠村頭領が主。守衛の山崎燕と申します。僭越ながら夜空様のめいにより藤堂隊長の見守りをしていました。」
平「俺の?」