土「で?お前の名前は?」
?「伊吹華楠です。」
夜「まあそんなに怒らないで。みんなわりかしいい人だから。土方さん以外は…。」
総「あ、まだ根に持ってたんだ。」
土「兎に角、総司。お前新選組と龍之介が関係あるって感じにしゃべっただろ。」
総「あ、バレました?」
土「ったく。こいつをどうするかがだな。」
総「もういっそのこと殺しちゃいましょうよ。」
夜「そんなのだめですよ!!ちゃんと真面目に考えてください!」
平「なあ夜空。」
夜「どうしたの?」
平「みんな忘れてないか?こいつさっき電撃出してなかったっけ?それについてはふれなくていいのか?」
夜「あ…。忘れてた。」
夜空が手をたたく。それに気づいて女の子が
華「どうしたんですか?」
夜「あなた先祖返りでしょ。さっきの電撃からすると妖狐ぐらいかな?」
総「妖狐ってたしか狐だよね。」
土「つまり死なねえんだろうな。」
平「それに龍之介は先祖返りじゃねえのか?」
華「うーん…。どちらかというとそうですね。」
総「つまり…」
平「生きてる!」
その後土方さんは少女にすべてを打ち明けた。今後は女中としてここにいるらしい。総司は
総「華楠ちゃんを待つから」
そう言っていたから俺と夜空はまた中庭にでた。 夜空は月を眺めつつ目を細めた。俺はそんなの夜空の横顔を複雑な気持ちで見続けた。