学校に着くと
高い声が耳に響く。

『瑠喜ー♪』


その瞬間
優雅は目を大きくあけ、
びくっとした。
「・・・奴だ!俺はもう行く! あいつだけは無理!
じゃあな!」

そう言い残して
校舎へと逃げ込んだ。



『あれ?優雅クンいない
ぢゃん!さっきまで
いたのにぃ~・・・』

ー久山 愛伽ー

あたしの友達。
テンションが高い!

そして・・・
優雅が大好き。

でも
優雅は愛伽だけは苦手。
テンション高いかららしい。

顔は無茶苦茶可愛い。
スーパーロングの髪は
マロン色で毎日
コテで巻いている。
くりっくりだ。


『ねぇー?瑠喜?』

「何?」

「だからあー
優雅クンはぁ?」

「あー、入れ違いだったみたい だね?また会えるぢゃん?」

「そうだけどー分かんない」

ちなみに、超天然。
だけどこれがまた!
モテモテなんだよねぇ・・・。

『おはよー、愛ちん♪』
集団で
校舎から叫ぶのは

<<愛ラブ愛>>の方々・・・。
愛のファンクラブです・・・

「おはよー♪」

ファンクラブの人って
キモいね・・・
なんか全員ハゲに見える・・・。


ううっ!キモ!