私の名前は五十嵐 舞。
この春から中学生になる12歳。

4月のまだ肌寒い風が私の頬を胸を体中を流れてゆく。突然強い風が吹いた。
「うわっっっ‼‼」
私は転びそうになった。

そのとき、後ろから大きな手が支えてくれた。