今、思うと、恋斗はかなりませている子供だった。
「お、見ろよ!夕陽が綺麗だぜ」
「ほんとだぁ〜」
「わっ!」
「きゃっ!」
「びっくりした?」
「え?」
「僕が起きたら、美空寝てるんだもん。驚かしたら起きるかなぁって」
「あ、うん。」
ドキドキした。
行動も、ニヒヒヒと笑う表情も一緒だったから。
「見て、夕陽、きれいだよ」
「...。」
「どうした?」
「...な、..んでもないです。」
なんで?
なんで、こんなに似てるの?
切なくなるじゃん...
ギュッ
「やっ!」
「美空の悲しい顔は見たくないなぁ〜」